腎臓病の際のカリウムの制限について
腎臓病が悪化して、腎不全の状態になると、カリウムの制限について医師から指導があり、カリウムを多く含む食べ物である野菜・果物・いも類・豆類の摂取を制限しなければならなくなります。
その理由は、腎臓病によってカリウムを体外に排出するのが困難になり、カリウムが体内に蓄積されるようになると、血液中のカリウム濃度が上がり、高カリウム血症を引き起こしてしまうためです。高カリウム血症は、不整脈・吐き気・筋力低下等、心臓・胃腸・筋肉や神経に対して症状が表れ、心停止を引き起こす可能性がありますので、非常に危険な病です。
しかし、一般的には、カリウムを多く含む食べ物は、ナトリウムの排泄を促進し、血圧を下げる効果があり健康に良いとされています。腎臓が健康な状態であれば、余分なカリウムは尿によって排出されるのでカリウムが高くなる事はありませんが、腎臓の働きが低下してカリウムが体内に蓄積してしまうと、生命にも関わる危険な症状を引き起こしてしまいます。
腎臓に良い食べ物として、カリウムが多い食べ物が挙げられているのは、腎臓が健康である人にとっては、カリウムによるナトリウムの排泄、血圧を下げる作用、むくみの解消によって腎臓病を発症するのを予防できる効果があるためです。しかし、すでに腎臓病にかかっている人にとっては、カリウムが体内に蓄積されてしまう事により、逆に身体に悪影響を及ぼす事になるのです。
腎臓に良い食べ物であると聞いたからといって、勝手に自己判断をして摂取するのは、大変危険です。カリウムについては、その時の病状や健康状態によっては摂取制限が必要になるので、自分で得た情報を鵜呑みにせず、医師や管理栄養士に相談するようにしましょう。
腎臓の合併症が恐ろしい！！
腎臓に負担をかけ続けると機能が低下しさまざまな合併症を
引き起こします。
１．高窒素血症（腎不全）
腎臓の機能が低下し、老廃物を十分に濾過できず体内に不必要なものや有害なものが
腎臓に蓄積してしまいます。
腎臓の働きが正常の30％以下に低下した状態を腎不全といいます。
いったん慢性腎不全になってしまうと、腎機能は回復不可能ですのでそうなる前に
早めの対処が必要です。
ちょっと転んだだけで骨折をしてしまったり、生理などではないのに常に貧血気味だなと
感じる場合は、一度診察を受けてみてください。
２．高血圧
腎臓では水分や塩分バランスを保つ役割があるのですが腎臓の機能が低下するとそれらの調整が
うまくできず高血圧になります。
そうなると、腎臓にさらなる負担をかけさらに血圧が上昇するという負のループとなってしまいます。
高血圧は、動脈硬化・心臓病・脳卒中などの恐ろしい病気を引き起こしますので早急な対応が必要です。
３．尿濃縮力障害
腎臓には体の水分量を調整する役割があります。
全然飲み物を口にしなかったとき、例えば朝なんかは尿が濃くなったな と感じたことはありませんか？
また、汗をたっぷりかいたスポーツの後も尿が濃くなる傾向にあります。
しかし、腎臓の働きが低下すると、頻尿になったり夜中に何度もトイレに起きるなどの症状が起こってきます。
寒くもなく、たっぷり水も飲んでいないのにトイレに何度も行きたくなる場合は膀胱もですが腎臓の病気を
疑うことも忘れない下さい。
４．腎性骨症
カルシウムは腸管から吸収されるのですが、その際に腎臓で活性化したビタミンDが必要となります。
腎臓の機能が低下すると、カルシウムの吸収力が低下し骨がもろくなり骨粗しょう症が進行します。
ちょっと転んだだけで骨折したり、歯がもろくなるなどの症状が現れたら、サプリメントに頼らず
すぐに病院に行ってください。
５．腎性貧血
腎臓が悪く貧血になるなんてあまり想像がつきませんが、腎臓には血液に関する役割もあります。
もちろん、血液は骨髄でつくられるのですが、その骨髄に血液を作る指令をだしているのは腎臓なのです。
ですので、腎臓の機能が低下すると、その指令がきちんと送られず徐々に慢性的な貧血状態となってしまいます。
階段をちょっと上っただけで息切れがしたり何気ない時に動悸がするなどの症状が続くようであれば軽く考えず
一度検査をお勧めします。
一見、腎臓は関係ないように思える症状ばかりです。
気付くのが遅れるとさらなる合併症を引き起こし、命の危険にさらされることも
あります。あれ？っと思ったら一度しっかりと検査をして、安心して楽しい人生を送りたいですね。
医食同源とはよく言ったもの
食事を変えれば寿命も変わる
”医食同源”とは、どういう意味かわかりますか？？
日頃の食生活をしっかりとバランスのとれたものにし、美味しくいただくことが病気の予防をする最善の策であるという
考え方です。
日頃から不摂生な食生活をしていれば病気にもなるし病も治りません。
確かにその通りですよね。
みなさんは毎日3食何を食べていますか？？
主人も私も、魚よりも肉が好きなので、食生活には結構気を遣って生活しています。
もう30歳ですが、付き合っている時は実家生活だったのでデートでは外食ばかりでした。
それこそ毎週末に焼き肉に行ったり、牛丼屋でがっつり食べたり、とんかつ食べたり、ドーナツを食べたり、
コンビニで唐揚げを買って歩きながらつまみ食いしたりとやりたい放題でした。
ピザやパスタも好きで、コーラなど高カロリーなドリンクと一緒に食べることもよくしていました。
それでも、ランニングなども好きだったので体型は維持できていましたし特に気にすることもありませんでした。
しかし、結婚し30歳を迎え、仕事や家事で時間に追われるようになり食べるものは同じでもトレーニングを
ほとんどしなくなりました。
すると、あっという間に7キロ増です・・・・。
体重や体脂肪も平均よりちょっと少なめだったのに、もう肥満の一歩手前です・・・。
体重などが増えたことでますます体を動かすのが億劫になり、更に運動から遠退き、体重はうなぎのぼり・・・。
主人も部下がついたことで仕事が忙しくなり、帰りは深夜になることもおおくなりました。
しかし食べるものや量も変わらず。逆に深夜までご飯を我慢して空腹MAXのところでドカ食い・・・。
ふたりとも昔履いていたパンツなどはもうチャックが閉まらず新しいものへとリニューアル。
そんな時、主人が定期健診に初めて引っかかりました。
高血圧とメタボリックシンドロームです。
もともと高血圧の家系でしたが、運動もしないのにカロリーの高いものばかり食べていたので血圧が1年前と比べて
かなり上がったので警告されました。
そこで夫婦二人で食生活を見直し、1週間の食べ物を書き出しカロリー計算したところビックリして引きました・・・。
そこから夫婦二人三脚での食生活改善を行いました。
朝の甘ったるいパンをやめて納豆とご飯に、昼はパスタやトンカツではなく和定食で野菜から食べること、
夜もカレーやパスタ、焼き肉、丼などの一品物ではなく、野菜を食べ、豆腐を食べそこからやっとメインへ移るようにして
血糖値上昇をなだらかにし、かつ玉ねぎなどをふんだんに取り入れ、血液サラサラを目指しました。
最初は、辛くてやめたかった気持ちが強かったですが、2人で頑張り1年後にはある程度もとに戻すことができました。
医食同源、私達夫婦にはとても心に刺さる一言です。
腎臓病になると困ることベスト３
腎臓はどのような役割を持っているのでしょうか？
簡単に言ってしまうと、腎臓は体内で不要になった物質をろ過し、体外へ排出する役割をする内臓であるということです。
たとえば、塩分です。塩分を過剰に摂取したときに活躍してくれるのが腎臓で、血液中の塩分をろ過し、尿として体外へ排出してくれる働きを持っています。
また、腎臓では血液も作られ、血圧の調整も行われています。このように重要な役割を担っている腎臓ですが、腎臓病になると困ることには、どのようなものがあるのでしょうか？それでは、体験談をご紹介します。
「なんといっても、タンパク質制限でしょう。私は昔から肉や魚が大好きで、これらがない生活は考えられませんでした。ですが、腎臓病を患って以来、これらの食品は制限しながら食べています。早く完治して、美味しい肉や魚を食べたいですね」
「タンパク質制限ですね。ケーキにもタンパク質って多く含まれているんですね。それは、卵や牛乳を使用しているからなのだそうです。毎日の食事には結構気を使いますよ。栄養士さんの指導のもとで頑張っています。ケーキ食べたいです」
「塩分制限です。なんだか本当に病院食みたい。まあ、病気だから仕方がないんですが。高血圧を引き起こすのは怖いですし、ちょっと味気ない食事ですが、感謝して頂くようにしています」
腎臓病は、高血圧や脂質異常症、貧血などを招く恐れがあり、悪化すると人工透析が必要となる恐ろしい病気です。大好きなものを食べられなくなることは本当に辛いことですが、なにはともあれ、症状を改善しないことにはますます不自由な生活を強いられることになります。
腎臓病と闘っておられる皆様、早く回復するといいですね。
腎臓食の調理はレベルが高い？
腎臓に問題を抱えてしまうと、色々な不調が現れてきます。
そこで大切になってくるのが、普段の食生活の改善です。
腎臓食という食事法を取り入れることで、腎臓に負担をかけないようにしていかなければなりません。
腎臓の数値は、いったん悪くなると、治癒するということはありません。
あとは悪化しないように気を付けるのみです！
腎臓食をどれだけ頑張るかで、今後の健康状態が大きく変わってくるのです。
ですが、そんな腎臓食は、調理のレベルが高いのが問題です。
まず、腎臓食は塩分を控え、薄味である必要があります。
ですが、薄味で美味しいお料理を作るというのは、そう簡単なことではありません。
食材から工夫し、薄味でも十分に美味しさを感じられる旬の物などを取り入れていかなければなりませんね。
薄味の場合、だしの味が決め手となります。
昆布やカツオ節からとった出汁はもちろん良いのですが、出しがでる食材といえば、動物性の物をイメージしますよね。
煮物などにも肉や魚を加えるだけで、大きく味が変わります。
ですが、腎臓食では、こういったタンパク質は制限しなければなりません。
タンパク質を制限しながらも、薄味で旨みを感じられる料理を作ると言うのは至難の業ですね！
かなりレベルの高い料理であると言えるでしょう。
また、腎臓食では症状に合わせて工夫が必要となります。
カリウムを過剰摂取してはいけない方もいらっしゃいますので、そういった場合には生野菜や生の果物は控えなければなりません。
野菜や果物は、水にさらしたり火を通したりして活用しなければならないのです。
手間のかかる調理をしなければならない、という点でも、レベルが高い調理と言えます。
さらに、腎臓食はタンパク質や塩分は控えめなのに、エネルギーが不足しないようにしなければなりません。
そのため、揚げ物を積極的に食べたり、マヨネーズなどのエネルギーの高い調味料を活用する必要があります。
揚げ物は塩分が高くなりがちですし、マヨネーズだって塩分を含んでいます。
こうなると、もう何が良くて何が悪いのか、よく分からなくなってしまいますね！
考えれば考えるほど、難しい腎臓食の調理。
担当の医師や栄養士の方とよく相談して、ストレスにならないように気を付けながら、腎臓病の悪化防止に努めましょう！
あれこれ難しく考えすぎて、ストレスになってしまうと、他の不調の原因になってしまいかねません。
缶詰の果物を活用したり、腎臓病のための専門食を活用するなど、適度に手を抜くことも、時には大切ですね！
糖化現象というものを起こしてしまう
農薬をたっぷり使って作られた野菜というのは、味が薄く、それなりにしっかり味付けしないとおいしくいただけないものが多いですよね。
これに対して、農薬を一切使わずに作られたオーガニックな食材というのは、非常に味が濃く、同時に栄養価も高いものです。
野菜本来の味がしっかりしているから、調理の際にも、素材の味を活かした味付けで十分です。
調味料の使用量を大幅に減らすことができますね。
多くの料理に使用される醤油や塩といったものは、塩分が高く、摂り過ぎると体に悪影響を及ぼします。
さらに、砂糖は血糖値を上げてしまったり、糖化現象というものを起こしてしまったり、こちらも健康面であまり良い影響がありません。
そんな調味料の使用をできるだけ控えることができるオーガニックな食材は、体に大きなメリットをもたらしてくれると言えますね。
特に塩分や糖分で制限を受けている疾病を持つ方には、オーガニックな食材の素材の味を楽しむのは、非常に有効な方法です。
食事制限というと、多くのストレスを感じてしまいます。
味の薄い、あまり美味しくない食材を、さらに薄味にして食べるというのは辛いものです。
素材の味だけでも楽しめるような、美味しいオーガニックな食材は、ストレス無く美味しく食べられるという点でも、体にメリットがあると言えますね。
少々、価格は高いですが、調味料を節約できると考えれば、意外とお得かもしれません。
それに、オーガニックな食材は多くの抗酸化物質を含んでいるので、様々な疾病の原因となる活性酸素を取り除いてくれます。
いつまでも元気で若々しい体を維持したいという方に、オーガニックな食材は多くのメリットをもたらしてくれるのです。
農薬や添加物をほとんど使っていないという点ですね。
オーガニックな食材というと、「高いし形が悪いし、イマイチ」と考える方もいらっしゃるでしょう。
だいたい、オーガニックな食材を食べると、体に何か変化があるものなのかと疑問を抱いてしまいますよね。
もし、非常に大きなメリットが得られるのであれば、試してみても良いかも！と感じる方も多いのではないでしょうか？
でも、実はそんなオーガニックな食材というのは、それだけの価値のあるものなのです。
体にもたらしてくれるメリットは非常に大きく、将来の様々な病気を防ぐのにも役立つと言われています。
まず、オーガニックな食材の大きな魅力は、農薬や添加物をほとんど使っていないという点ですね。
これは体への安全性が高いですし、添加物を使わない分、日持ちしなくなるので、新鮮なうちに食べてしまおうという気持ちも高まるでしょう。
それで、体に「毒素」というものが溜まりにくくなり、健康な体の維持や、美容面でも役立ってくれます。
さらに、オーガニックな食材というのは栄養価も非常に高いと言われています。
全く同じ野菜であっても、農薬をたっぷり使って作られたものと、一切農薬を使用せずに作られたものとでは、栄養価が違っているのです。
農薬に頼らずに作られた野菜というのは、自らを守るため、多くの抗酸化物質を出します。
そのため、栄養価が高く、活性酸素を除去するのにも役立ってくれるのです。
つまり、オーガニックな食材をあえて選んで食べることにより、期待できるメリットは健康面でも美容面でも非常に大きいということですね。
少々、割高になってしまったとしても、自分への投資として、オーガニックな食材を選んでみましょう。
すぐには変化は無くても、数年後の自分の体や見た目に、大きな違いが出てくるのは間違いないでしょう！
